Cross talk 社員座談会

⽇本カーバイド⼯業の未来を担う
⼥性社員たちの活躍

  • 塩見 恭子

    塩見 恭子
    Kyoko Shiomi

    研究開発センター
    フィルムグループ 兼 知的財産部
    2007年入社
    物質理⼯学専攻修⼠了

  • 埼玉 かおり

    埼玉 かおり
    Kaori Saitama

    機能製品事業本部
    機能樹脂事業部 営業グループ
    2008年入社
    商業科卒

  • 藤川 はる奈

    藤川 はる奈
    Haruna Fujikawa

    研究開発センター
    フィルムグループ 兼 知的財産部
    2015年入社
    物質理⼯学専攻修⼠了

  • 桑原 知穂

    桑原 知穂
    Kuwahara Chiho

    人事部
    2015年入社
    経営法学科卒

本日は日本カーバイド工業の様々な分野で活躍する女性社員が集まり、
社理由から、仕事のこと、私生活のこと、そして職場の人間関係など本音で語り合いました。
女性社員から見た日本カーバイド工業の魅力についてお伝えします。

Q1.⽇本カーバイド⼯業への⼊社を決めた理由はなんですか?

インタビューの様子1

  • (人事)みなさんの就職活動中、さまざまな選択肢があったかと思います。なぜ、日本カーバイド工業を選んだのでしょうか?
  • 塩見私は大学院で化学を専攻していたので、就職活動では化学メーカーを中心に探していました。数ある化学メーカーの中でも当社の選考を受けようと思ったのは、幅広い分野に事業を展開していたからです。自分の専攻を活かすのも良いのですが、もっと視野を広げて専攻以外の分野を学ぶのも楽しそうだと思ったんです。そして一番早く内定を頂けたことも一つの理由です。
  • 埼玉実は私、当社が3社目なんです。派遣先に直接雇用されることを前提に一定期間派遣スタッフとして働く、いわゆる紹介予定派遣として当社で働き始めました。営業事務をしているのですが、営業マンからのフォローが手厚くて働きやすい職場だったので、正社員として働きたいと思いました。

インタビューの様子2

  • 桑原私は文系出身なのですが、具体的に希望する業種・職種は当初はなくて、視野を広げて就職活動をしていました。ただ家族や親戚の中にメーカーで働いている人が多かったこともあり、次第に私もモノづくりに携わりたいと思い始めました。色々なメーカーの説明を聞きましたが、当社の少数精鋭で若いうちから活躍できるところに惹かれました。でも最後に当社に決めたのはフィーリングですね。選考中に面接や座談会でお会いした社員さんの雰囲気が良くて、一緒に働きたいなって思ったんです。
  • 藤川確かに社員の雰囲気はすごく大事ですよね。私はメーカーで研究をしたいと思って、就職活動をしていました。会社規模も様々なところを見ていて、小さい会社だと一人一人の裁量は大きいと思うけど、ただお客さんに言われたものをそのまま返すという感じがして、研究の面白さを感じられませんでした。逆に大きすぎる会社だと埋もれてしまいそうで嫌だったんですよね。その点当社くらいの規模だと、研究もしっかりできるし、一人一人に責任を任せてもらえると思い、入社を決めました。初期配属は必ず研究って確約してくれたのもよかったです。

Q2.今までどんな仕事を経験しましたか?

インタビューの様子3

  • (人事)みなさんが日本カーバイド工業に入社してから、これまでにどのような仕事を経験されてきたのか教えてください。
  • 塩見私は大学院では有機化学を専攻していて入社後は研究開発部(当時)という部署で基礎研究を担当しました。有機合成、重合、電子部材の研究など幅広く担当していました。入社5年目にフィルムグループに異動になって、それまで経験したことのない量産移管という、ラボで完成したものを現場でスケールアップする業務を担当しました。現場で使われている機械について勉強したり、研究者として営業と一緒にお客様を訪問したりもしました。育休復帰後はフィルムグループと知的財産部を兼務しています。知的財産部の業務では、新しく特許出願後に特許事務所や特許庁とのやりとりを経験しました。
  • 埼玉私は入社以来、機能樹脂事業部の営業事務を担当しています。商品の受発注や管理、売り上げ管理や伝票作成、在庫や納期の管理などを行う受発注をメインにした業務です。そして営業担当が不在のときにはお客様からの問い合わせに対応したり、営業担当のサポートをしています。社内でも製造、研究、経理など多くの部署の方と関わる機会は多いですね。

インタビューの様子4

  • 桑原人事部に配属されて約2年半経ちました。人事部では労務管理の仕事をしています。仕事内容は主に給与計算、決算書類の作成、マイナンバー等の法律対応、福利厚生のため新制度を導入して規程作成をしました。人事部のお客様は社員の皆様なので、「皆様のためになるように」と思いながら仕事をしています。
  • 藤川私も配属されて約2年半が経ちました。光学用・電子部材関連の粘着剤の開発をしています。大学では広く浅く様々な分野の勉強をしていたので、粘着剤の研究については初めて聞く専門用語ばかりでした。最初の3ヵ月間は右も左も分からないような状態でしたが、半年経ってようやく自分で考えられるようになってきました。上司が「3年目までは自分で調べるよりも、分かっている人に何でも聞け」と言ってくれるので、積極的に周りの人にアドバイスをもらうようにしています。最近、初めて自分の開発品の採用が決まり、これからが楽しみです。

Q3.職場での人間関係はどうですか?

インタビューの様子5

  • (人事)みなさんが所属している部署の雰囲気や人間関係はどうでしょうか?
  • 埼玉私の部署は言いたいことを言い合える雰囲気がある。男性の方が多い部署ですが、女性であっても積極的に意見を言える環境で、男女の隔たりはないですね。
  • 塩見今の職場は女性比率が高くて、私の他に女性が3人います。研究者は大学時代、女性が少ない環境にいたので、女性への接し方に多少戸惑いがある人もいます。でも私も同じく女性のいない環境だったので、あまり環境は入社してから変わりませんでした。今は双子の育児をしながら働いているので、周りの方に迷惑をかけることがあるのですが、皆さん優しくフォローをしてくださいます。女性の仕事に関して理解を示し、働きやすい環境を作ってくださってとても有難いです。

インタビューの様子6

  • 埼玉私も妊娠中の検診や体調不良で会社を休むことがありましたが、皆さん「無理しないで、身体第一優先で。」と声をかけてくださいました。
  • 藤川私の部署でも子供をお風呂に入れないといけないから早く帰ったりする方もいて、女性だけでなく男性も子育てに参加している人は多いですよね。

Q4.仕事と家庭の両立はうまくいっていますか?

インタビューの様子7

  • (人事)ご結婚されている方やお子さんのいらっしゃる方は、どのように仕事と家庭を両立されているのでしょうか?
  • 埼玉私は結婚したばかりですが、今は毎日料理を作っています。会社を定時で上がるようにして、19時頃には帰宅して料理・洗濯など家事をしています。もうすぐ産休に入るのですが、育児と仕事を両立できるか不安です。

インタビューの様子8

  • (人事)育児休業や短時間勤務等の期間については法定を上回る条件で今年改定を行い、会社のサポート体制もより良くなってきています。女性がライフイベントを経ても、仕事と家庭を両立しながら自己実現できるよう、人事部としても支援をしていきたいです。塩見さんは育児と仕事の両立についてどう感じていますか?
  • 塩見私は1年半育休を取らせて頂き、仕事に復帰をしました。今は保育園のお迎えがあるので、16時までの短時間勤務をさせて頂いています。復帰後は上司に相談をして、あまり緊急の案件が出ないような知的財産部の業務に変えて頂いたんです。どうしても今日中にしないといけない仕事があって、16時までにできない場合は、同僚に仕事を事細かに引き継いでお願いをすることもあります。子供ってしょっちゅう風邪をひくので、急にお休みをもらうこともあるんですよね。でも周りの皆さんにサポートして頂いているので、なんとか仕事と育児を両立できています。なにより上司が私の働きやすいように、業務の内容を考えてくださっていたので、とても恵まれた環境だと思います。

Q5.今後の課題や目標を教えてください

インタビューの様子9

  • (人事)みなさんには、これから経験してみたい仕事や身につけたいスキルなどがあると思いますが、どのような課題や目標をお持ちでしょうか?
  • 塩見私は研究と知的財産を兼務しているので、その立場を活かして研究者にも知的財産の調査や出願などを身につけられるようにフォローをしたいです。
  • 埼玉私は産休に入ってしばらく休むので、私の業務を引き継ぐ担当者に負担がないように、私がいなくても問題なく業務が進むようにマニュアル作成や引継ぎをしているところです。育休後は仕事に復帰したいと思っているので、仕事と家庭を両立できるように頑張りたいです。

インタビューの様子10

  • 藤川私は入社して今3年目になります。3年目までは若手と言われて、失敗しても許されることがあるかもしれないけど、だんだん一人でできることを増やしていきたいです。また、浅くてもいいので幅広い分野の知識をつけたいですね。
  • 桑原私も入社3年目になりますが、今までは目の前の業務を一個ずつ終わらせることに一生懸命で、それぞれの業務がどのように繋がっているか考えている暇がなかったんです。2年目、3年目を振り返ると、最初は一つ一つの業務を点でしか捉えられなかったのですが、最近点と点が繋がり線になり、1年の業務の流れを掴むことができてきました。今後は目の前のことだけではなく、全体像を見て仕事に取り組みたいと思います。

Q6.最後に就活生にメッセージをお願いします

インタビューの様子11

  • (人事)それでは最後に、就職活動中の学生に向けて、就職活動のコツや激励のメッセージをお願いいたします。
  • 塩見仕事をしていく中で「尊敬できる上司がいること」が大事だと思います。例えば就活中、二次面接の技術系面接官は将来自分の上司になるかもしれないので、「面接官とのディスカッションが楽しかった」とか「質問内容から面接官の技術レベルが高いと思った」というフィーリングを大事にしたらいいのではないでしょうか。
  • 埼玉確かに尊敬できる上司がいることは私も大切だと思います。「こうなりたい」という目標が近くにいることはとてもいい環境ですよね。私は今後は子育てをしながら働くことになるので、やっぱり仕事もプライベートも両立できるような制度・風土が整っていることは大事だなと思います。

インタビューの様子12

  • 桑原私も最終的には、選考中に出会う社員の雰囲気が自分に合っているか、一緒に働きたいと思えるかが大事だと思います。また、私は文系出身なのですが、自分の専攻を具体的にどんな業界・職種で活かせるのか就活を始めたときはよく分かりませんでした。でも幅広い業界で文系の人は活躍しているので、できるだけ多くの会社を見て、多くの社員に会って、将来自分がどんな仕事をしたいのか考えてほしいと思います。
  • 藤川技術系社員の立場で言うと、技術系の人は業界にこだわりを持っている人がいると思うけど、業界を絞り切らないことも大事だと思いました。少し視野を広げてみると、知らなかった業界・職種の魅力を感じることができると思います。