Sales 営業部門
自分の仕事がダイレクトに
街の景色を作る
フィルム・シート事業本部|営業部 国内営業グループ
営業
Oashi Hirohide
尾芦 紘秀2014年入社 経営学部卒
入社を決めた理由
大学時代は文系だったため、就職活動時、化学メーカーは考えておらず、金融やサービス業など幅広く見ていました。大学で行われた合同企業説明会に、日本カーバイド工業が出展していて、たまたまそれを覗いたのがきっかけです。当時の人事担当者が大学OBで、とても熱心に会社のことをPRしていて、この人がこんなに言うなら…と、まずは会社自体に興味を持ちました。調べてみると、多岐にわたる製品展開をしていて驚きました。特にフィルム・シート製品は、看板や電車の外装、バスのラッピングなど、日常でよく見かけるものに使用されていることを知り、自分の仕事がダイレクトに町の景色を作るという仕事は、クリエイティブで面白そうだなと思いました。
現在担当している仕事
フィルム・シート製品の国内営業をしています。一口にフィルム・シートと言っても、マーキングフィルム、ステッカー、レーザーマーキングラベル、再帰反射シートと、製品によってお客様の業界が全く違いますし、仕事の進め方も異なります。例えば、再帰反射シートでは、日本国内の道路標識や、「工事中」の看板やヘルメットなど安全用品に使用されることが多いので、お客様にラインナップや特長を説明し、どのように使っていただくかを提案することで、受注に結び付きます。一方、マーキングフィルムやステッカーでは、いわゆるオーダーメイドになるので、この先何年後にこういう計画がある、というようなお客様のニーズやご要望をお伺いすることから始まり、計画に向けて一緒に作り上げていくようなイメージです。その時々で求められるものが違うので大変ではありますが、幅広い知識を得られること、色々な経験が出来ることに魅力を感じています。
仕事で大切にしていること
コミュニケーションです。お客様が本当に求めているものは何かを把握するためには、お客様の話をよく聞き、コミュニケーションをとることが一番大切だと思っています。また、社内のコミュニケーションも大切です。製品を納品するまでには、あらゆる部署の皆さんと連携する必要があります。1人で仕事をしているわけではない、というのはいつも感じています。
営業としては、面倒くさがらないこと、一手間を惜しまないことを心掛けています。実はこれには苦い経験があって…新入社員の頃、遠方のお客様にサンプルをお送りする機会があったのですが、この時に、工場で用意してもらったサンプルをそのままお送りしてしまったんです。複数種類のサンプルだったのですが、どれも似たような見た目だったのですが、お客様から、Aのサンプルはこれですよね?とサンプルを撮影した写真が送られてきました。最初から、サンプル毎に説明を貼り付けておけば、お客様に面倒をかけることもなかった…と反省しました。お客様の立場に立って仕事をしていかなければ、と教えられました。
これまでで一番印象に残っている仕事
日本カーバイド工業では、バイクの車体を飾るステッカーを、アジア地域を中心に販売しています。その中に、3Dエンブレムという製品があります。立体的な造形でありながら、曲面にも貼り付けることが出来るものですが、これを日本で初めて販売するという仕事を、入社3年目に担当しました。製品をお客様にプレゼンするところから始まり、お客様の要望をお聞きし、富山の研究開発センターと製造拠点であるタイのグループ会社と連携し、試作やテストを重ね、量産化にこぎつけました。その後も、現地からの輸出ルートの確立や、お客様の現地工場の監査への対応など、初めてのことだったので、やるべきことは山ほどありましたが、お客様のご希望通りの納期で納品出来た時は本当にうれしかったですね。2年弱かかったプロジェクトでした。
実は先日、その製品を街で偶然見かけたんですよ。自分が手掛けてから何年もたっていますが、こうして自分が手掛けた製品が街の風景になっているということに感動しました(笑)。
1日のスケジュール
9時に出社、メールなどをチェックしてから、10時頃から部内や現場など社内の打合せが入ることが多いです。それが終わると、お客様への電話や資料の作成などのデスク作業を行い、午後から外出することが多いですね。私は東京近郊のお客様を中心に担当していますので、2~3件訪問します。17時頃帰社し、営業報告などを提出して退勤します。
部署の雰囲気は和やかで、風通しもいいと思います。研究だけでなく、営業も理系の人が多いので、入社前は不安に思っていましたが、若手勉強会が定期的に実施されたり、OJTで先輩が一から教えてくれますので、そういった不安はすぐに払拭できました。
今後の目標
こんなフィルムがあったらいいな、という新製品のアイデア出しをするワーキングチームに参加しています。役員から自分のような若手までが参加しているので、毎回緊張するのですが(笑)、若いからこそ自由な発想を出せるよう、頑張って発言しています。通常は、お客様からニーズがあって製品を開発するというパターンが多いのですが、こういった議論の中から、全く新しい製品を世の中に送り出してみたいです。