Sales 営業部門

ニーズを掘り起こしていくのが
機能化学品営業の面白さ

電子・機能製品事業本部|営業部 機能化学品営業グループ

営業

Ueshimo Kota

上霜 剛大2017年入社 農学部卒

入社を決めた理由

実は、化学メーカーへの就職は考えていませんでした。農学部で果物の栽培や、収穫した後の貯蔵について研究していたのですが、研究室の先輩や同級生も、食品メーカーに就職する人が多く、私もそういった業界への就職を考えていました。日本カーバイド工業のことを知ったのは、果物の発芽促進剤「CX-10」を研究の一環で使用したのがきっかけです。最初は農薬メーカーだと思っていたのですが、調べてみると、農薬だけでなく、フィルムシートや機能樹脂といった全然違う分野の製品も作っていて、とてもユニークな会社だと思い、興味を持ちました。実際に就職活動をしてみると、少数精鋭がモットーで、若手でも大きな裁量を持って仕事ができると聞き、大学で学んだ知識を活かして仕事が出来るのではないかと思いました。
職種についても、就職活動の当初は研究職を念頭に考えていました。しかし日本カーバイド工業の場合、専門性を持った、技術営業的な仕事が出来そうだと感じ、入社を決めました。
入社した今でも、様々なタイプの人が自分の得意分野を活かして活躍できている会社だと感じています。
化学メーカーで営業職として働いていることなど、想像もしていなかったわけですが、ささいなきっかけみたいなものを大切にした結果が、今に繋がりました。就職活動する皆さんにも、最初から業界や職種を絞らずに、色んなことに興味を持って、視野を広げて調べてみるということをお薦めします。

現在担当している仕事

機能化学品営業グループに所属しています。日本カーバイド工業は化学素材メーカーですが、機能化学品営業グループは、その中でもさらに川上の、高機能・高付加価値を持つ製品を取り扱っています。
現在は、医薬品や農薬、電子素材といった企業のお客様を多く担当しています。同じ製品でも、お客様によってニーズや用途が大きく異なる場合もあり、広範囲な知識を求められるのが、難しいですね。でも、色々な業界に触れることで、学ぶことも多いです。
川上の素材だからこそ、まだ多くのニーズやチャンスが眠っていると感じます。それを掘り起こしたり、お客様に新たな用途を提案していくのも、機能化学品営業の面白いところです。

仕事で大切にしていること

新入社員の頃は、お客様の要望に少しでも早く対応しなければと、お客様に言われたことを深く考えずにそのまま社内に伝えていました。今から思うと、単なる御用聞きになってしまっていたんですね。その結果、社内の調整がうまくいかず、他部署から叱られたこともたくさんありました。お客様の要望に迅速に、丁寧に、正確に応えるためには、御用聞きではなく、社内とお客様の両方の立場を理解して調整役になることが必要だと感じました。
大切にしているのは、やはりコミュニケーションです。例えば情報をメールで送るだけでなく、電話やテレビ会議でも説明をする…そういった積み重ねで、情報を正しく共有し、本当の意味で迅速な対応ができるよう心がけています。

これまでで一番印象に残っている仕事

これまで海外から調達していたある原料を自社製造することになり、現在、新設備の立ち上げに参加しています。世界的にも殆ど製造されていないような製品の製造ラインを一から立ち上げて稼働させ、お客様の仕様に合わせた製品を供給できるようにするまでがミッションです。社内だけでも生産技術部門や製造部門、品質管理部門、研究開発部門はもちろんのこと、大きな投資となるので経営陣への説明などもあり、今までの仕事と比べ物にならないくらい多くの部署・人と関わりながら取り組んでいます。その中で私の役目は、お客様の情報を社内の各部署にフィードバックすることです。その情報によって、プロジェクト全体のスケジュールや予算も変わってきてしまうので、責任の重大さもひしひしと感じています。ですが、会社としても将来に繋がるような事業になると思うので、このプロジェクトを成功させて、「一番印象に残っている仕事」と胸を張って言えるようになりたいですね。

今後の目標

機能化学品のお客様は国内企業が多いのですが、やはり海外マーケットにチャレンジしたいという思いはありますね。海外に機能化学品の営業拠点を作り、その駐在員第1号になるのが夢です(笑)。